ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】大仏だけやないねんで!【奈良】

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先週のお休みは、梅雨の晴れ間におでかけをしてきました。
大阪生まれで大阪育ち、生粋の大阪人。
それなのに何故か「奈良っぽい」と言われる、ゆのじです。(自己紹介)

基本は引きこもりがちですが、おでかけが最近楽しいので「おそとのええとこ」カテゴリでご紹介できればと思います。

マイペースな奈良が好き

告白します。大学生になるまでまともに隣の県、奈良を訪れたことがありませんでした。
飛鳥地方は遠足で訪れたのですが、いわゆる奈良市にはとんと疎く。
ですが奈良は噛めば噛むほど味の出る「ええとこ」なんですよ!
でもとりあえず言わせてください。

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修学旅行は京都~奈良。
けれども奈良は大仏だけ見て、奈良公園でお弁当食べて終わった!という方、結構多いんじゃないでしょうか。
それにはおそらく ①宿泊場所がない ②観光スポットが集中している の二点が大きく影響していると思います。
重々承知なのですが、観光地なのにゆるゆるしている奈良にも、たくさん魅力があるのです!

「奈良じかん」を楽しむ

奈良は本当に昔、政治の中枢だったのかと疑うほどにまったりとしています。(褒めています)
その、悠久すら感じられる時の流れはたまに「奈良じかん」と呼ばれます。
駅前の一番栄える商店街であっても、20時にはシャッターがほぼ閉まっているそのマイペースさ加減たるや……! 商売っ気ゼロやん!
奈良ではがっつり観光するよりも、時の流れに身を任せるのが個人的にはオススメかもしれません。
そんなゆのじが大好きなのが、飛火野と浮見堂。
王道ですがここに座って、ぼんやり過ごすのは最高に贅沢な時間の使い方だと思います。
私の日常目標のひとつ、呼吸を整える、がすんなり出来る世界です。

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二月堂から下りて、正倉院側に周るところも人気が少なくていい感じ。

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 ▲ これは以前撮影したものなのですが、本当に神々しい夕陽でした……

誰もいない方に進んでみる

人の顔色ばかり意識して、誰かの背中を追ってばかりで。
そんな日常からはみ出してみたくなりました。
だから春日大社の本殿とは逆の方向に進んで、新薬師寺の方面へ。
観光客の数も激減して、ひんやりとした森のなかを歩くことが出来ました。
そうして行き着いたのが(多分)高畑の住宅街。
とっても雰囲気のある建物にも出会うことができました!

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 ▲ レンガがすごくレトロでおしゃれな雰囲気!

五重塔や大仏といった、シンボルだけではないのが少しはお伝えできたでしょうか。
初めて新薬師寺の方角へ足を運んだのですが、雰囲気のある住宅街まで辿りつけて楽しかったです。

本当はもっとたくさん語りたいことがあるのですが、それはまたの機会に。
最後に、のんびりした奈良が激動する様を描いた、私の大好きな小説を紹介して締めたいと思います。奈良時代は浪漫!

 

孤鷹の天 上 (徳間文庫)

孤鷹の天 上 (徳間文庫)

 
孤鷹の天 下 (徳間文庫)

孤鷹の天 下 (徳間文庫)

 

▲ 奈良が胎動する。そんな時代を駆け抜けた若人たちの物語。熱さに泣きました。