実は歴史オタクの、ゆのじです。
とりわけ平安時代が大好きで、本当は日本史を専攻しようと思っていました。
(けれどもなぜだか京都でなく、奈良に親しむことになりました!)
大学受験の際は、片方のポケットに北野天満宮のお守りを。
もう片方には藤原氏の氏神・春日大社のお守りを忍ばせて、ひとりで励みにしていました。
初夏は、藤原氏のシンボル・藤が咲く季節です。
萬葉植物園で昔を偲ぶ
記事にするのが遅くなり、もう開花は一応終了ということになってしまいましたが……
先日、「春日大社神苑・萬葉植物園」へ行ってきました。
ここでは萬葉集に詠まれた花々が、和歌を添えて育てられています。
植物の名前も、学名でなく万葉名が学べて、なんだか知的な気分に。
古の浪漫に思いを馳せながら、まったりお散歩。
東大寺や興福寺に比べると人も少なく、穏やかな時間が流れています。
4月末に訪れたのですが、今年は藤の開花が早かった模様。
たくさんの品種の藤が咲き誇っていました。
その数なんと20品種・約200本。
下記リンクに詳しい品種名も載っていますが、名前からも浪漫が香ります。
世界遺産 春日大社 公式ホームページ/宝物殿・植物園・庭園喫茶/萬葉植物園/「藤」について
新緑が青々と。
ならじかんに浸りながら、春と初夏の狭間でまったりのんびり過ごすことができました。
萬葉植物園、夏の「イルミ奈~ら」のイベントのときにはライトアップもされます。
そんな情報は知っていても、実は今回が初訪問でした。
まだまだ行ききれていないええとこが、たくさんあるようです。
鹿と穏やかに触れ合おう
萬葉植物園とともに、行ききれていなかったもうひとつのええとこにも行ってきました。
植物園から春日大社本殿に向かう道を、ちょっと寄り道。
事故に遭った鹿や、お母さんの鹿が暮らす「鹿苑」があります。
奈良の鹿について楽しく学べるボードがあって、ふむふむなるほど。
身近に感じるようになっていましたが、案外知らないことがたくさんでした。
もっときちんと知ってみたいなと思いました。
そうそう、奈良公園で鹿せんべいをあげて、追われる人をよくお見かけしますが……ここではその心配はご無用。
どんぐりをフェンス越しにあげることができるのです。
競うようにどんぐりを食べてくれる様子を見ていると、なんだかとても和みました。
6月からは鹿の赤ちゃんも公開されるので、ぜひ訪れてみてください。
お気に入りを探して、増やして
新しい土地を訪れて、新鮮なものをどんどん吸収するのも好きです。
けれども馴染みのできた土地で、お気に入りを見つけていくのが楽しいです。
奥山にちょっと分け入ってみれば、まだまだお気に入りが隠れていました。
それはとっても素敵なことなので、これからも大切にしてゆきたいなと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ