大型連休、どこに行きたい? 水族館、映画、それとも買い物?
ゆのじの答えは「宝山寺に行きたい!」でした。
シティでアーバンなおでかけが、最近脳裏をよぎりすらしなくなっています。
和洋折衷、山上のレトロ建築を目指して
実は宝山寺に行きたかったのには理由があって。
重要文化財「獅子閣」が春の特別公開を行っているのです。
実はレトロ建築大好きなゆのじ。
昔の私のカメラには、建物しか写っていなかったほどです。
近代の趣を感じられるレトロ建築があると聞けばもちろん行かなければ。
しかも春と夏の特別公開の時しか、見るチャンスがありません。
というわけで、レッツ、山登り。
大阪と奈良の境のとこ、生駒山
近鉄線で大阪から奈良に向かうとき、トンネルをくぐります。
その時くぐっているのが、生駒山。
(ゆのじはいつもこのトンネルで眠りに落ちてしまいます……)
生駒聖天を目指すために、生駒駅をスタート地点といたしましょう。
連休だからでしょうか、うきうきした親子連れの姿がたくさん。
生駒には、生駒山上遊園地があるのでみなさんそちらに向かわれるようですね。
日本で一番最初の営業用ケーブルカーと言われている、生駒ケーブルこと、近鉄生駒鋼索線。
近鉄生駒駅から歩いて、ケーブルの鳥居前駅へ。
宝山寺や遊園地を目指すみなさんを迎えに来るのは……犬? 猫?
犬のブルと、猫のミケ。特徴的すぎる車体のケーブルカーがやってきます。
急な斜面で二匹が行き交う様子の、シュールなことといったら!
さあ、宝山寺駅で、ミケとわくわく顔の子供たちとは一足お先にお別れです。
さあさあ、いざ目指さん宝山寺……と思ったら、まだまだ坂道と階段が続いていました。
ぐっと奥歯を噛み締めて、宿が連なる、どこか懐かしい風景を歩きます。
階段を登れば、春の名残が目的地の近さを教えてくれました。
息を切らしながら、振り返るとそこには下界が。
思えば遠くにきたものです。
まるっと山で丸抱え! 生駒聖天・宝山寺
参道を歩ききって、視界が広がる瞬間が好きです。
宝山寺はもう少し上らないと、中までたどり着けませんでしたが。
境内図が壮大すぎて、心が折れそうになりました。
それでもめげずに頑張ったら、ご褒美のような光景が。
山でまるごと抱えている感じがたまりませんね。
クロスした大根がチャームポイントです。可愛い。
いざゆかん、獅子閣へ!
見た目はモダンな洋風建築、獅子閣。
特別拝観料500円を払って、お邪魔します。
木でできたハイカラな雰囲気がたまらない!
二階のテラスからはつい手を振りたくなります(振ってる写真、撮りました)。
中には和室、きらびやかな襖絵もあったりと和洋折衷。
個人的に可愛いなと思ったのが、こちらの色ガラス。
建物はこじんまりとしていて、随所に愛らしさが散りばめられていました。
螺旋階段などの、レトロ建築好きのツボを押さえるポイントもたくさん!
ちょっとベランダに出て外を覗いてみたら、いい眺めでした。
獅子閣はお客様をお迎えする舘のようですが、これは帰りたくなくなりますね。
山上遊園地ほど混み合っておらず、のんびりした連休の空気を味わうことができました。
宝山寺、夜景も綺麗らしいので今度は夜の生駒をリベンジしたいと思います。
Caféかわせみ | Caféかわせみは、手作りにこだわったお店です。
帰りはまたミケで下山して、麓で美味しいランチに舌鼓。
鳥好きさんにもオススメしたい、素敵なカフェでした。
生駒で天に近付こう
大阪からもほど近く、都会の喧騒を離れられる生駒。
雲になった気分で、心をほどくことができました。
そして、まだまだ山にも色々なものが眠っていそうです。
獅子閣は今度は夏に公開のようですので、ぜひ宝山寺に足を運んでみてください。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ