「スポーツとか何か、やってました?」
ボーイッシュな見た目だからか、よく訊かれます。
いえいえ、生まれてこの方ずっと文化系ですとも。
でも、スポーツは苦手ですが、身体を動かすことはそこまで嫌いではありません。
そんなインドアゆのじ、今年の冬に挑戦したかった夢をまたひとつ実現させました!
ちょっと時期はずれな話題となりますが、ええとこ、ご紹介させてください。
見たことのないものがみたくて
今回のおそとのええとこは、奈良県・御杖村。
伊勢本街道の宿場町として栄えた、三重県との県境にある村です。
1月某日、早朝に家を出たゆのじのいでたちは、完全防備の登山仕様でした。
そう、インドアガールが山ガールへ挑戦です。
初めての登山で、雪山?
我ながら無茶な挑戦だと思いましたが、ずっとやってみたかったことなので思い切ってみました。
何が必要なのかも分からないまま、情報を集めて、先達にアドバイスをいただいて。
ミニマルな生活とは反しますが、様々なグッズを揃えていくのには高揚しました。
そうして目指す初めての山は、御杖村の三峰山。
あいたいのは、冬にしか逢えない樹氷。
都会で暮らしていては決して見られない、しかも山を訪れても必ず逢えるとは限らない光景を求めます。
今回は榛原駅から車で登山口まで送っていただきましたが、樹氷のシーズンには駅からバスも運行しています。
(2016年度のリンクを添付)
インドアが思う、登山の力
みつえ青少年旅行村をスタート地点に、いざ出発!
1月の三峰山は雪深く、普段の生活で雪をほぼ見ない私は大はしゃぎ。
幸いにして好天にも恵まれて、心が折れることなく登り始めることができました。
登っていたら身体もぽかぽかと暖かい!
(でも氷点下近かったので止まるととても寒かった……)
登山の時は重ね着を、といいますが本当にその通りでした。
レイヤーにしておいたら調節も楽々!
ゆっくりペースで登っていたので、登山意外と大丈夫かもと思っていたのですが、やはり坂道が続くとしんどくなってきました。
見上げても見上げても山があるって、すごい。
そして、見えてくる風景にも変化が少しずつ。木々に樹氷が見えてきました。
自然の作り出すものの美しさにしばし絶句。
雪を想う、山頂へ
思索を巡らせているうちに、なんとか山頂近くへ。
その際にお湯を沸かしていただいて、インスタントのお味噌汁を飲んだのですが、しあわせすぎるひとときでした。
もうこの時点で風景と昼食でお腹いっぱいだったのですが、目指すものはまだ少し先に。
気合いを入れて、再出発!
ここからまた、がらりと風景が変わります。
雪、という漢字には「すすぐ」という意味が含まれているそう。
自然の力で生まれた白が、すべてを清らかに塗りつぶしていました。
耳がちぎれそうなほどに冷たい風が吹き付け、私たちもまっさらな状態に戻されてゆくようでした。
――見たことのない世界、見れましたよ。
見たことのない、おそとのええとこ
日常、落ち込んだりくよくよしたりすることがたくさんあります。
山に登っていると、目の前の道を黙々と進むので、自分の声に向き合うことができるように思います。
ただひたむきに前を目指して。こつこつと地面を踏みしめて。
つらいこともたくさんあるけれど、生きてるなあって。
おそとのええとこが好きなのは、刺激をもらえると同時に、自分を再び耕せるからなのかもしれません。
新米・山ガール、これからもちょこちょこと色んなええとこに挑戦してゆきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
まっさらな世界。すべてをすすぎ清める白に、新しく生まれた気分になれました。#nara #奈良 #御杖村 #三峰山 #樹氷 #snow #おそとのええとこ #登山
雪にダイブ! 笑ってはしゃいだ、山ガールデビューでした。#nara #奈良 #御杖村 #三峰山 #おそとのええとこ #山ガール #登山 #樹氷 #雪
ゆのじ