大寒波の折。
大阪の都会の真ん中でも雪がちらつく時があったりします。
吐く息はとにかく白くて。
そんな凍てつく日に、平城京跡に行ってきました。
奈良大立山まつり/2018年1月26日~28日
極寒の平城京跡へ
寒風が駆け抜ける、大和西大寺駅の北改札口。
きょろきょろと辺りを見回して。
駅から頑張って15分ほど歩いて。
(※JR奈良駅・近鉄大和西大寺駅南口からシャトルバスも運行しています)
全然たどり着かない……
そこまでして何を目指していたのかといいますと。
奈良の新しい冬のおまつり『奈良大立山まつり』に行きたかったのです!
近鉄奈良線に乗っていると、大極殿や朱雀門を車窓から眺めることができます。
そこを会場にして、奈良の市町村がたくさん集うおまつりが開催されています。
どんなおまつり?
一番目立つところからご紹介。
大立山巡行、といって、煌々と光る四天王たちを目にされた方もいらっしゃるかもしれません。
会期中の19時半からのクライマックス、四天王たちが奈良の人々に曳かれて平城京跡をぐるぐると進みます。
とにかく圧巻!
まっくらな野原に現れる四天王は、どこか物語の中から出てきたようでした。
なにはさておきあったかもん
初日の26日は、金曜日ということもあってイベントは少なめ。
(週末にはゆるキャラたちが大集合するのです!)
四天王を見ていたのですが、もう夜なのでとにかく、寒い。
奈良の冬の夜は、ひたすらに寒いです。
カイロは必ず、過剰なくらい持って行ってくださいね。
そんな極寒の地に、それでも行きたかったのは。
奈良中の39市町村から「あったかもん」が集うから!
ブースはとても広大で、悩んでいる間に身体は冷えてしまいます。
駅などに『奈良大立山Walker』が置いてあり、すべてのメニューが載っているので、事前に食べたいものを決めていくことをオススメします。
事前に見ていたのに悩んだ私はうろうろ、そして。
「レスティ唐古・鍵、絶対行きますからね!」(田原本町)
「いちごおいしかったです、点心も楽しみにしています!」(明日香村)
「寒熟ほうれん草食べました、もうめ~っちゃ甘くて最高でした!」(曽爾村)
(もはや寒すぎてすぐに食べてしまったので写真はありません)
寒い中、全ての市町村からみなさん駆けつけてこられていることに、じんと感動。
初めて参加した私にとっては、様々なええとこに触れるきっかけになって、奈良の見本市のようだなと思いました。
伝統行事も、あったかもんも。
その土地を訪れれば知ることもあるかと思いますが、こうして総覧できる機会はなかなか大事なのではないかなと考えています。
寒いね、という人のいる
正直、奈良の冬、ましてや夜はとても寒くて出歩くのも辛いくらいです。
でもこんなイベントに一緒に行ってくれる人がいたり。
(葵ちゃん、いつもありがとう!)
あったかもんを提供してくれて、あったまっていってね!と話してくれる人がいたり。
身を切るような寒さの中に、確かなあたたかさがありました。
あと一晩。
防寒対策は万全にして、ぜひみなさんの奈良のきっかけを見つけに行ってみてください。
読んでいただき、ありがとうございました。
▼ めっちゃ寒いよ! それでもこちら
ゆのじ