ずっと楽しみにしていた山焼き。
事前に色々調べて臨みました。
奈良に住んで初めて、行事ごとにまっすぐに向き合った日かもしれません。
若草山焼き/毎年1月第4土曜日
冬の奈良は手ごわくて
▼事前学習編はこちら
全力でわくわくして、その日を待っていました。
冬の色をした若草山を眺めながら。
そして、今年はじめての奈良アテンダントとしての一日が始まりました。
寒さ厳しい奈良を体感しに来てくれたのは、もはや奈良沼に沈み(させ)かけられている、葵ちゃん。
私が色々言うものだから、どんどん奈良に引き寄せられてきている……
今回は奈良大立山まつり・日本酒造り体験(後日またレポします!)・若草山焼きの3本立てで奈良を味わいにきてくれました。
平城京できんっきんに冷えたあとは、我が家にお泊りして。
奈良の早朝の寒さに震えながら、日本酒造りをして……
またも寒さに震えながら、『ミジンコブンコ』さんのカリィで腹ごしらえをし。
とにかく、雪がちらつくほど寒い日に外にいてばかりで、申し訳なかったです。
今度からは冬対策をもっと重点的にしようと心に誓いました。
そんなこんなと過ごしているうちに、夜が訪れます。
若草山も闇の中にゆっくりと、溶けていました。
花火はやっぱり手ごわくて
そしていよいよ18時15分を迎えます。
どん、と空を揺らす音。
カメラといえば! の葵ちゃんと、全力で山を狙います。
しかし私はカメラを全く使いこなせていないため、モードをいじるのに四苦八苦。
「とりあえず、花火ってモードがあるからそれでいくしかない……」
ゆのじの惨敗花火写真集
三脚なし、リモートリモコンなし、あるのは気概のみ!
ぶれっぶれで光の軌跡がとても美しいですね。
かなりの数の花火が上がり、中には鹿ちゃんの顔の花火もあるんです!
写真におさめることはもちろんできませんでした、ので、来年実物をぜひ拝んでみてください。
そしていつしか18時半になり……
明るい炎のラインが、幾筋も夜に浮かび上がります。
今年は乾燥していたからか、かなり早いスピードで炎が山を飲み込んでいきました。
炎がはぜる様子まで見えて、大興奮。
撮り方によってはもはや山火事。
かぶりつきで若草山を眺め、炎が消えるとともに今年の若草山焼きは終わりを迎えました。
朝になったら、真っ黒になった山がそこにはあって。
なんだか少しさみしい気持ちになりましたが、春にはまた新しい命が芽吹くことでしょう。
そうしてどんどん月日が巡っていくのです。
また来年も、何度でも。
奈良を好きになってよかったなと思うことは、愛を注ぐ対象がいつもそこに在ることです。
次の冬も、楽しみでなりません。
ぜひ今度は、あなたもご一緒に!
読んでいただき、ありがとうございました。
▼また来年!
ゆのじ