ある休日の昼下がり、インターフォンの音が響きました。
わくわくしながら受け取ったのは、ひとつの箱。
一体、何が入っているのでしょうか?
2ヶ月に1度、届く奈良
届いたのは『奈良食べる通信』の箱でした。
2ヶ月に1度、我が家にやってくる奈良の「うましもの」。
「食べもの」と「読みもの」がセットになって、定額2,980円。
1回呑みに行くお金で、奈良を色んな角度で楽しめます。
今回のお届けは……こちら!
ゆのじの大好物のほうれん草、それも「大和寒熟ほうれん草」です!
今回は曽爾村からのお届けです。
12月のお届け予定でしたが、温暖化や多雨の影響で1月になります、とのお知らせがありました。
青物が高すぎて全く買えない状況は身に染みているので、心配していましたが、鮮やかな緑が箱にはぎっしり。
久しぶりの緑黄色野菜にはしゃぎます。
まずは生で食べ比べ
なんと今回は、曽爾村で作られた普通のほうれん草と「大和寒熟ほうれん草」をどちらもお届け。
「食べやんとわからへんから」のメッセージの意味を知るために、さっそく実食!
右が寒熟さん。
見た目はどちらもしっかりとした、よいほうれん草です。
「はいどうぞ」
「えっ、そんないきなり渡される感じなん」
まずは普通のほうれん草から。
(これも曽爾村で大事に育てられた一品です!)
キッチンで立ったまま、うさぎのようにぽりぽりと食べます。
「生でもおいしい……」
「はい、じゃあ寒熟どうぞ」
「わーい!」
ぽりぽり……
葉っぱの部分は、味が濃いけれどそれは普通のほうれん草も同じ。
でも、根っこの部分まで食べ進むと。
「あ、わあっ、すごい、甘い!」
果物みたいな、自然の甘みが口にふんわり広がります。
おいしくてもっと食べたくて、ぽりぽり。
そうしたら根っこの部分まですぐになくなってしまいました。
これは「食べやんとわからへん」だと、納得です。
本当においしい食べ方は作っている人が知っている
奈良のうましもの、新鮮な食材が届いたからにはおいしくいただきたい。
でもどうやって調理すれば?
大丈夫です、ちゃんと「読みもの」には生産者ならではのおいしい食べ方が載っていますから。
今回のほうれん草はしゃぶしゃぶにして食すべしと書いてあったので、レシピ通りにいただきました。
根っこの赤い部分も少し残して、さっと湯通しするような感じで。
にんにくを入れた出汁にくぐらせたら、もう最高!
あったかお鍋で、おなかがいっぱいになりました。
あっけない……#奈良食べる通信 で届いたほうれん草をいただきます! あっという間になくなっていく。 pic.twitter.com/ig3OBCVLTJ
— ゆのじ@ひとひろ🦌 (@hiromyarm) 2018年1月21日
つながること 伝えること
食べる通信は、生産者と「つながる」メディアだそうです。
そして、食べ終わったら「ごちそうさまでした」を伝えて、これからも「続けて」いくことが大切。
『大和寒熟ほうれん草』を食べることで、私はまたひとつ曽爾村のことを知れました。
ススキのイメージだけでなく、もうひとつ、語れることが増えたわけです。
引っ込み思案の私ですが、奈良大立山まつりにいらしていた曽爾村の方に、勇気を出して「ほうれん草、おいしかったです!」と伝えてみました。
また遊びにきてね、と笑ってもらえて、寒い中だったけれど心がほっこりとあたたかくなりました。
新しい奈良に触れるきっかけを『奈良食べる通信』からいただけました。
私にできる精一杯の「ごちそうさま」の意味を込めて。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ