ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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私が電車通勤を頑張れる3つの理由

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拠点を奈良に移して、通勤時間が長くなりました。
毎日大阪と奈良を行き来する生活です。
奈良県の県外就業率は、なんと全国1位。

自分もその一端を担っていることに色々思ったりもしますが、大好きな奈良で暮らせるようになったのだからしあわせです。
疲れてヘトヘトになったりもするけれど、なんだかんだ毎日頑張れるのには、いくつかの理由がありました。

私が電車通勤を頑張れる理由

平城京跡を通る瞬間がすき

行き道も、帰り道も。
ブログの執筆時間にあてたいので、つい携帯を覗き込みがちですが、一番この瞬間が好きです。
朝は暁光に、広い野原がとけていく様子を。
夜はぼんやりと、闇に浮かぶ朱雀門か大極殿を。
最近は寒い日が続いているので、霜でほんのり白くなっているのを見るのも愛おしいです。

生駒を過ぎたあと、世界を眺めるのがすき

大阪と奈良を繋ぐ、生駒トンネル。
大阪側に抜けたあと、意外と高いところにいるのを知ることができます。
ここから眺める車窓は、はるかに広がる大阪の街を一望できて楽しいです。
もっとも、ここに差しかかるころには、私は眠りに落ちてしまっていることが多いのですけれどもね。
夜景もちかちかと瞬いて、美しいもののひとつです。

帰り道、奈良に「帰ってきた」と思うのがすき

電車通勤とはあまり関係ないかもしれませんが……
奈良に降りたつと、「ただいま!」という想いが胸いっぱいにこみ上げます。
家路を急ぐとき、私はとても満たされています。
だから毎日、早く帰りたくてなりません!

口角を下げないでいたい!

今回、唐突に自分の通勤を振り返ったのにはひとつの理由があります。

今朝、人でごった返す大阪のホームにて。
鉄の箱に、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた人々。
駅員さんが声を張り上げても、なお突進して自らの目的ちを目指す人波。
ぼんやり見上げた、出発前の電車に映っていた人たちは、みな一様に口角が下がっていました。
全然素敵じゃない。

でも同時に気付いたのです。
私も、おんなじだ。
満員電車が大嫌いで、毎日イライラしてしまっていた自分。
曇ったガラスに映る私も、険しく、可愛くない顔をしていて。
うつむきがちな毎日だけれど、少しでも素敵なところを探せたらいいなと思いました。
いつか奈良で、奈良にずっといて、奈良のために働ける自分になれたらいいな。
それまではせめて、口角をきゅっと上げて。
また来る明日も、ごきげんな自分でいたいと思います。
あなたの口角、下がっていませんか?
読んでいただき、ありがとうございました。

ゆのじ