おこもり気分の冬場も、ゆのじの夢は止まりません。
冬の天川村にこもって「しんとした」音を聞く
念願叶って冬の奈良を満喫することができました。
果たして「しんとした」音とはどんな音なのでしょうか?
冬の奈良、おこもりの夜
「あつあつ」牡丹鍋に舌鼓!
冬の天川村を訪れて、どうしても叶えたかった願いがあります。
それは、牡丹鍋!
奈良を駆け巡った命を、ぐつぐつお鍋でいただきます。
というわけで、お宿の予約をするときには「牡丹鍋!」コールをしていました。
そうして満を持して訪れたのが、老舗『あたらしや旅館』さん。
泊まってみたかったので私はもう大はしゃぎです。
あちこちに木のぬくもりの残るお宿では、薪がぱちぱちと爆ぜていて。
あたたかい部屋には、おこたも。
おこもりするには格好の場所ですね。
牡丹鍋を食べるプランだったのですが、前菜からどれもこれもおいしくて、しあわせでほっぺたが緩みっぱなしでした。
新鮮な猪を贅沢に食べる牡丹鍋。
ジューシーなお肉の味を、野菜と絡めて頬張るだけでたまらない!
おうどんでしめたのに、さらに雑炊で最後の一滴まで全部、ごちそうさまでした。
結果、にーさんと二人して食べすぎてしばらく動けなくなりましたとさ。
もうしばらくはいいや、と思ったけど、また食べたいなあと書きながら考えている私がいます。
「食べすぎには陀羅尼助!」
「しんとした」は朝かもしれない
満腹ふくふくで眠りにつきました。
朝は夜明けを見ようと思ったのですが、あたたかいお布団から抜けられず……
でも、朝食の前にちょっとだけ「あさんぽ」に出かけました。
夜の間に、雪が溶けてしまうこともなく。
静まり返った道には、ほんのりと雪が積もっていて。
耳をすましてみました。
かすかに、川の流れる音。
完全な静寂ではありませんが、春に向けて雪が溶けていく小さな息づかいが聞こえました。
その気配の他には、どんな音もしない一瞬があって。
これは「しんとした」なのかもしれないと、思いました。
ここで感じる奈良の朝も、やはり美しかったです。
夜の美しさとの対比。
どちらも美しい、奈良。
次はどの季節に?
おいしいものを食べて、のんびり温泉に入って。
心から「だは〜」っと、身体の力を抜くことのできる旅でした。
夏はマイナスイオンをたっぷり浴びてリフレッシュし、冬はまったりおこもりで癒やされる。
天川村では、いつもココロとカラダを大切に顧みることができる場所だと感じました。
さあ、次は春か、秋かしら。
今からもう楽しみでなりません。
まだまだ訪れてみたい場所やご紹介したい場所がたくさんあるので、また少しずつお伝えしてゆきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ