ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】早起きは三文の?(3)【奈良-野迫川村】

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こんにちは、ゆのじ(@hiromyarm)です。
今回、野迫川村を訪れたのは「野迫川村で雲海を見る」という夢を叶えたかったから。
自然の雄大さに圧倒されて、神社でさらに現実から遠ざかって、なんだか幻でも見ているような心地の旅です。
さて、無事に夢を叶えられるのでしょうか?

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雲海ハンターが集う宿

たっぷり遊んで、自然を満喫して、ちょっぴりくたびれた我々。
翌朝の雲海に備えて、お宿で身体をゆっくり休めなければ。
今回お世話になったのは「昭和食堂」さん。

野迫川村は高野山と十津川村にはさまれた秘境の村! サイクリスト・雲海ハンターが集う昭和食堂

食堂とお宿があり、雲海ハンターたちがたくさん訪れています。
オーナーの泉本さんはとっても素敵なお母さん。
絶品料理に舌鼓、そして野迫川村の魅力をたっぷりお話させていただいて、楽しい夜を過ごしました。

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野迫川村の魅力を発信したい!という姿に、色々学ばせていただきました。
好きというエネルギーほど、強いものはないのかもしれません。

ところで、翌日の雲海予報はどうでしょう?
寒暖差が大きい春と秋によく発生する雲海。
しかも空気中に湿度を含んでいることが好ましいとのこと。
この日は雲ひとつない晴天、からっとした空気と、なかなか厳しい状況な気がしてなりませんでした。
でも案外寒暖差があるし、明日は出るかもしれないねとはプロの言。
これほどの頻度で、確実に雲海を見られるスポットは珍しいですね。

さあ、おなかも満たされ、ほくほくのゆのじ。
「明日は遅くても4時半起きかなあ」
しあわせで緩んだ頭を、にーさんのひとことが貫きます。
最近早起きを頑張っているとはいえ、よ、4時……
「がんばるよ、うん……」
遠い目でさっさと布団を被り、雲海に思いを馳せたのでした。

翌朝、雲海スポットにて

4時のアラームに抗って、なんとか5時前に出発を果たします。 ゴールデンウィーク、暑い日が続いていたので完全に舐めていた奈良市民。
野迫川村はめちゃくちゃ寒かったです。
震えながら車に乗り込み、宿で教えていただいた雲海スポットへ。
(よく紹介されている場所よりも道が行きやすく、しかもそちらが一番発生率が高いとのこと)

「黎明」にあう、息をのむ

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白みはじめた空。
鳥の声。 初めて聞いた、キツツキが木をつつく音。
普段の生活では満ちることのない要素が、私を満たします。
残念ながら、眼下には山がはっきりと見えていて。
雲海は逃してしまいましたが、この、景色。
泣いちゃうかと思った。

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野迫川村のええとこ

雲海は惜しくも逃してしまったけれど、とびきりの朝日を拝むことができました。
帰る前にもう少し村を散策。

伝説と、春の名残の残る「鶴姫公園」へ行ったり。

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「高野豆腐伝承館」で、寒冷で水が綺麗だからこその、おいしいお豆腐をほおばり。

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オススメしてもらった「野川弁財天」さんの狛犬、まるでバリ島にでもいそうな異国情緒!

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道を走るだけで和歌山県と奈良県をいったりきたり。
秘境・野迫川村には様々な伝説があり、文化があり、私の知らない奈良がたくさんありました。
今度こそ、雲海を見る夢を叶えに行きたいなと思います。
これは、ある休日、日が沈んでまた上ったのを見た話。
またね、野迫川村!
読んでいただき、ありがとうございました。

今回紹介したええとこ

ゆのじ

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