照明を落とした、薄暗い教室。
ぱっ、とスライドに奈良県の全体像が映し出されました。
私はまだ大学生になりたてほやほや。
奈良のことなんて、なんにも知らない。
でもその授業で、初めて知ったのです。
日本で一番大きな村が、奈良にはあるということを。
その村の名は、十津川村。
一歩踏み出す勇気を
日本で一番大きな村は、とっても遠い場所にある。
十津川村に対する印象は、ずっと「秘境」のままでした。
憧れはあったものの、車を運転できないので、日本一長い路線バスを使うしか手段がない。
とうてい行けっこないよと、諦め半分、夢半分。
奈良が好きで集まった素敵な仲間と「十津川、行く?」という話になったときは、まだ半信半疑でした。
それはさておき、道も見どころも分からぬ、ゆのじです。
とりあえず梅雨空を晴らしておきました。
南限を広げよう! 下北山村へ
ゆのじの奈良の南限は、野迫川村・上北山村あたりまで。
上北山村を過ぎてからは、知らない景色ばかり!
かつて「ことのまあかり」さんでのイベントで、おいしいめはりずしを食べて以来ずっと行きたかった、下北山村へ突入です。
明神池
それは、鏡のように美しい池。
しんとした静けさが訪れたとき、空が広がりました。
村の公式ホームページの紹介文がとてもリアルな七不思議になっています。
読んでいると少し、ドキドキするような。
奈良にはそんな場所が、きっとまだたくさんあるのでしょう。
「明神池」の七不思議 - 観光案内 | 下北山村公式ホームページ
新しきを知る旅のはじまり!
浮き立つ気持ちを乗せて、車はさらに南を目指します。
下北山村に続くは、十津川村。
どんなワクワクが我々を待ち受けているのでしょうか?
あの日、スクリーンに映し出されていた数々が、現実になるときがきました。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ