ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】一歩踏み出す勇気を(2)【奈良-十津川村/瀞峡】

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日本一大きな村、十津川村への初上陸。
それは思っていたよりもあっさりとした道のりでした(当社比)。
下北山村での興奮も冷めやらぬままに、一行は十津川村へと到着したのです。

奈良には海はないけれど

「海なし県」と呼ばれることもある奈良。
夏のレジャーといえばやっぱり海なのに……とお思いでしょうか。
いやいや、ご安心を。
奈良には海はないけれど、美しい水辺がたくさんあります。

瀞峡へやってきた

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瀞峡(どろきょう)のあお。
梅雨だということを忘れてしまうくらいに照りつける太陽。
新緑はきらきらと木漏れ日をこぼし、水面は澄んだ宝石のようで。
ポスターでしか見たことのなかった光景が、今まさに、眼前にありました。

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奈良であり、奈良でない

実はこの瀞峡、奈良県でありながら一部は奈良県ではありません。
理由はこの看板で一目瞭然!

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そう、実はもう和歌山県・三重県のすぐ近くまでやってきていたのです。
瀞峡のあおの底には、三県境がちゃんとあるそうで。
地図で見ていると熊野や新宮の近さに驚きました。
文化や言葉なども奈良と異なるものがある、と奈良県民の友人らに教えてもらい感心したのでした。

あおをのぞむ、瀞ホテル

瀞峡のほとりには、一軒のレトロな建物がたたずんでいます。
石段をてくてくと下っていくと……
「瀞ホテル」に到着です。

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ここはかつて老舗旅館でした。
建物はそのままに、喫茶・食堂としてリスタート。
いつかはここで宿泊を、という思いもあるとのことなので、その日が楽しみですね。
11時半の開店前に訪れましたが、待っている人がちらほら。
予約をしておくことをオススメします。
(ゴールデンウィークなどは11時半からしか予約ができなかったりもするようなので、要確認です)

空腹に幸福の処方

少し暗く、窓の外のあおが映える店内。
暑さのあまり涼を求めて「ジンジャエール」と、「ハヤシライス」を頼みます。

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ジンジャエールは清く正しく、生姜の味がしっかりとする正統派。
しゅわしゅわ、とはじける炭酸に心が浮き立ちます。
ハヤシライスはとろけるおいしさ!
最高の眺めを前に、しあわせな気持ちでいっぱいになりました。

瀞ホテルを探検してみる

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ホテルの中を探検してみました。
この建物、木造三階建(建築に詳しき人がモクサンと呼ぶのが気に入って私も採用!)なのですが、崖の上に立っているので不思議な感じがします。

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ほのぐらい廊下の向こうに、崩れた吊り橋を発見。
この橋を渡って、かつては別館へと渡れたそうです。
台風で壊れてしまったという橋、いつか再びかかる日が来たらいいなあ。

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廊下にも綺麗なものがたくさん。

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上階は座敷になっていて、そこからの眺めは格別!
風を感じながら、ぼんやりと水のあおさを見つめていました。

序盤からすごいぞ

瀞ホテル、一度は訪れてみたかったのですが念願叶ってとても嬉しいです。
ポスターで見るより何倍も素敵な光景でした。

十津川旅、まだ始まって半日も経たないのにすごい充実ぶりです。
上から眺めていたら水が恋しくなってきたので、次回は下へと降りてみます!
読んでいただき、ありがとうございました。

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▼ 今回紹介したええとこ ▼

ゆのじ

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