こんにちは、ゆのじ(@hiromyarm)です。
先日、夫婦で春の奈良アテンドを実施しました。
お付き合いいただいたのは、どんどん奈良知識が増えていく、葵ちゃん。
抑えたいポイントを抑えつつも新しい奈良を知ってもらえたらと、ある場所に向かいました。
そしてなぜか唐古・鍵遺跡へ
「楼閣くんがいるところだ……」
すでに一年前くらいに、楼閣くんのシュールさとその魅力についてはたっぷりと語っていました。
だから葵ちゃんにもすぐに分かっていただけて、嬉しいようななにやら申し訳ないような。
唐古・鍵遺跡は、田原本町にある弥生時代の集落の遺跡です。
遠くからでもすぐに分かる、くるんとしたモチーフのついた楼閣が立っています。
この楼閣は、絵画土器に描かれていたものを復元してできました。
元の絵は結構ゆるいタッチで描かれているのですが、絵画から立体にするまでが気になりますね。
そしてさらにキャラクター化して楼閣くんが生まれているわけですが、一体誰が考えたのでしょうか。
遺跡で衝撃のAR体験
2019年3月より、唐古・鍵遺跡史跡公園では新たなサービスが始まりました。
なんと遺跡でAR体験ができるようになったのです。
ニュースで小耳にはさんではいたのですが、詳しい内容は知らぬまま訪れました。
魔法の道具を借りてこよう
なにやらAR体験ができる端末が借りられるらしい。
確たる情報も知らぬまま、遺跡に立ち尽くす一行。
二人とも待ってて、ちょっと聞いてくる!
軽やかに駆けだしたのは、にーさんでした。
彼のアテンドに対するきめ細やかな心遣いはすごいと思います。
あ、戻ってき……なんか持ってるー!!
全力で走って戻ってくるにーさんの手に、何かが……!
鏡です。
発掘したら出てきちゃう感じの、鏡です。
いや、鏡かと思いきや、iPadでした!
とても重厚感のあるカバーを見て、このAR体験は本気だと感じました。
ならば受けて立とうではありませんか!
ipad貸出について
貸出は唐古・鍵遺跡史跡公園、遺構情報館受付にお越しください。
貸出時間は9:00~16:00まで(最終返却時間16:30)
お一人様(グループ・家族も含む)最大2時間まででおねがいします。
貸出に必要な物 身分証明書(免許証・学生証・その他身分を証明出来るもの〈顔写真があるもの〉)コピーは不可です。
免許証番号・学籍番号等を控えさせていただきますのでご理解とご協力をお願いします。※貸出についての注意事項等は受付時にご説明させていただきます。
唐古・鍵遺跡史跡公園ホームページより引用
鏡をかざしてみよう
鏡から愉快なミュージックが流れ出しました。
iPadの中には唐古・鍵遺跡のアプリがインストールされています。
鏡を使ってできることは3つ。
- 唐古・鍵遺跡の説明を見る
- 史跡公園のマップを見ながら、お宝ポイントで発掘体験
- 弥生人に大変身!
史跡公園の中にある11個のポイントへ行ってアイコンをタップすることで発掘体験ができます。
公園はなかなか広いので、いい運動になるかもしれません。
道路近くの「弥生の建物広場」には柱の跡が残っているのですが、ここで鏡をかざすと不思議なことが起こります。
思わず鏡を持ちながら、ぐるぐると回るいい大人たち。
弥生人に大変身?
3つめの機能については、弥生版SNOWだと思っていただければよいかと。
楼閣くん・シャーマン・戦士のうちのどれかに変身することができます。
インカメラにすれば自撮りも可能なので、3人いれば全種類制覇も可能です。
ただ楼閣くんの存在感がすごくて、画面に収まりきりません!
通りがかる人たちが不思議そうな顔をするくらい、はしゃぎました。
公園の中にも説明の看板などは置いてありますが、こうやって体験しながら学ぶ方が楽しいですね。
すごく面白い試みだと思うので、ぜひ遊んでみてください。
これでどこでも唐古・鍵遺跡気分に!
せっかく楼閣くんやシャーマン、戦士になりきったのに画像が保存できないのは残念。
みんなで一台のiPadを囲むのは、喧嘩になってしまうかも?
そう思われる方もいるかもしれません。
そんなあなたにはこれ!(なんの宣伝?)
ちゃんとiPadに入っているものと同じアプリがダウンロードできるようになっています。
我々は帰宅後に気付いたのですが、このアプリをそれぞれダウンロードしておけば、その場で楽しめますね。
そしてゆのじとにーさんは、なぜか家でも自撮りアプリとして活用しはじめています。
玄人向けすぎる楽しみ方ですが、なかなか楽しいです。
AR体験で唐古・鍵遺跡をもっと楽しむ!
教科書の中で読んだ弥生時代が、少しだけ身近に感じられたひとときでした。
魔法の鏡、大人でも全力で楽しめるのでぜひ!
史跡公園の資料館や、考古学ミュージアムも併せて訪れてみてください。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ