こんにちは、ゆのじ(@hiromyarm)です。
いつの間にか蝉の鳴き声が聞こえるようになっていて、夏の訪れに驚いています。
冬生まれの私にとって、夏は一番苦手な季節。
梅雨も明けぬうちから夏バテ気味の身体を引きずって、涼を求める散歩に出かけます。
おふさ観音の風鈴まつり
夏といえば、スイカに花火に?
色々と思い浮かぶかと思うのですが、耳から涼を感じてみるのはいかがでしょうか。
橿原市にあるおふさ観音では、毎年2500を超える風鈴を飾る、風鈴まつりが開催されます。
7月1日から8月31日までの、夏の楽しみ。
梅雨の晴れ間にたまらなくなって行ってきました。
夏風が吹く、音の波が押し寄せる
おふさ観音までは、近鉄・大和八木駅から歩いて25分ほど。
私は八木西口駅から20分ほど歩いてゆきました。
この辺りは街並みを眺めているだけでも楽しいので、ぶらぶらと散歩しながらゆくのも楽しいです。
(水分補給はしっかりと、熱中症には気を付けて!)
子供の店。大人になったら入れない、きっと有限の場所。
関西赤カナリアの最高峰がここに。
レトロな看板にはしゃぎながら歩いていると、遠くからきらきらとした音が。
文字に起こすのが難しい、涼やかな音色でした。
音に誘われるようにたどり着くと、注意書きが。
亀さんへの謎の優遇ぶりが気になりますが、顔を上げれば、そこには夏がありました。
おふさ観音はバラの名所としても知られるのですが、まだ初夏のバラの名残もあって。
境内はバラの鉢と、風鈴でいっぱい。
風鈴も変わり種がたくさんあって、ひとつひとつ吟味しながら歩いているだけでも楽しいのです。
ふわっと風が境内をよぎれば、風鈴たちがいっせいに夏の音を奏でます。
縁側でひとつ、ちりんと鳴るのとはまた違った風情がありました。
「茶房 おふさ」で一服
気温も上がる中、風鈴に夢中になっていたら、なんだか熱中症気味に。
倒れてしまう前に一服することにしました。
おふさ観音には奥に茶房 おふさがあり、軽食や、夏季限定でかき氷を味わうことができます。
茶房の中にもたくさんの風鈴。
お寺の中ってどうしてひんやりしているんだろうと不思議になるくらい、外よりも涼しい空間でした。
かき氷と、クリームソーダで回復しましょう。
ちょっと欲張って、100円で埴輪まんじゅうをつけました。
あ、こんなところにも亀さんが。
夏も案外、悪くない
気温も湿度も高い日でしたが、不思議とすっきりとした気持ちで戻ってきました。
風鈴で耳から涼を得ようとした、先人はすごいなと思います。
夏風に合わせてみんなで歌う風鈴。
頭の芯まできんと凍らせる、甘いかき氷。
すぐにアイスクリームが溶けて、まったりとするクリームソーダ。
ささやかなものでも重なれば、夏を生き抜く力になるのかもしれません。
おふさ観音は、夏のひとときを過ごすのにぴったりの場所でした。
7月17日は夜まつりも行われるとのことなので、また違った景色が楽しめそうです。
さあ、いよいよ夏本番が近づいてきます。
みなさまも夏バテには気を付けてくださいね。
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ