ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】シークレットツアーに行ってきた(3)

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こんにちは、ゆのじ(@hiromyarm)です。
2018年のクリスマスプレゼントのシークレットツアーは夜の生駒から、新たな場所へ。
今回はシークレットじゃない場所を目指していきます。

▼ 前回までのあらすじ ▼
【おそとのええとこ】シークレットツアーに行ってきた(1) - ひとひろ
【おそとのええとこ】シークレットツアーに行ってきた(2) - ひとひろ

酔狂シリーズ はじまる

夜霧がすごい中、信貴生駒スカイラインで平群町まで抜けた我々。
覚えているだけでもすごい数の市町村を駆け抜けます。
生駒市→平群町→三郷町→斑鳩町→河合町→広陵町→三宅町→田原本町→桜井市
霧の中だったから記憶もおぼろげですが、とにかく奈良を総なめしている感じがありました。

そして、宇陀市に到着!
ゆのじとにーさんの酔狂な一夜が、はじまります。

大宇陀温泉 あきののゆ

夜もとっぷりと更けたのに、たどり着いたのは大宇陀温泉 あきののゆでした。
なんとこの日はオールナイト営業だったのです!
しかも大広間で宿泊もできるという開放ぶり。

どうしてかといいますと……

「東の野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ」

柿本人麻呂が宇陀の地で詠んだ「かぎろひ」を観ようと、毎年旧暦の11月17日に「かぎろひを観る会」が催されるからなのです。
かぎろひとは、寒い寒い冬の日、陽が昇る一時間程前に空に現れる美しいグラデーションのこと。
自然現象なので観られる条件が限られている、やりたいことリストでも超難易度の高い項目です。
「かぎろひを観る会」はなんと午前4時から焚火をしてイベントをするので、宿泊しないととてもやってられないわけです!

そして、あきののゆはトウキ好きなら必ず訪れたいスポット!
なんといっても宇陀の地は、薬狩りが行われた場所なのでトウキの聖地なのです。
大和当帰たっぷりの温泉につかって、ついでに冬至の柚子湯も満喫して、朝に備えます。

※大広間では本当に雑魚寝で、座布団も確保できるか怪しいので、装備はしっかりめにしておいた方がいいかもしれません。
個人的には耳栓・アイマスク・着る毛布があれば結構いい感じかなと思いました。

宇陀市阿騎野・人麻呂公園

朝4時起床は早すぎて無理なので、5時ごろにもそもそと起きました。
会場の人麻呂公園では、大きなおおきな焚火が。

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ゆらゆらと、揺れる炎は心を落ち着かせてくれます。

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ボランティアガイドさんたちが書いたのでしょうか、テントの中には宇陀の歴史がたっぷり。
火にあたりながら、ふるまいの温かいドリンクを飲んだり、婦人会の奥様方がわいわい作ってくださったおうどんをいただいて待ちます。

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いやね、予想はしていたんですけれどもね。
びっくりするほど曇天で終わりました。
かぎろひ、ないです!

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6時ごろにはもうみんな解散ムードになり。
残念でしたが、またいつか必ずや叶えてみたいと思います。
そうして第47回「かぎろひを観る会」は終わったのでした。

読んでいただき、ありがとうございました。

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ゆのじ

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