こんにちは、ゆのじ(@hiromyarm)です。
前編を書いたままになっていて、いつの間にやら会期が終わってしまいそう!
この週末まで東京国立博物館で開催されている『正倉院の世界』の感想、後編です。
宝物に圧倒された二時間
浅学な私の感想は、まあ控えめにしておこうと思うのですが。
めちゃくちゃよかったです、行ってよかった!と見ながら何度も噛みしめました。
学生時代から薄々気付いていましたが、螺鈿が好きです。
何とも言い難い、あの輝きが好き……!
時が経っても失われぬ光に、めろめろです。
印象的な宝物はたくさんあったのですが、最後に展示されていた塵芥が特にたまらなかったです。
どんな小さなかけらひとつであっても、それは大切なものだとして、丁寧により分けられる。
あまりにも小さすぎて形もなくて、「塵芥」と名付けられているけれど、どれだけ意味のあるものだったのか。
単眼鏡で見れば見るほど、その小さなかけらがいとおしく思えました。
あとすごい香木(雑な言い方ですみません)、蘭奢待を生で見られたのに興奮しました。
展示室、ふんわりといい香りがしたような気がするのは気のせいなのか何なのか。
二時間じっくり時間をかけてみたから、終わった後は頭がくらくらしました。
いやあ、恐ろしい空間だった。
……と、思っていたのですが、恐ろしいのは展示室だけではありませんでした。
お土産の沼
ちょうど展示の半分くらいのところで現れた、お土産コーナー。
まだまだ展示は残っているけれど、欲しかったものが少なくなっているのを見て血相変えて買いました。
ええ……買いすぎましたとも……
撥鏤碁子チョコ
このグッズの情報を先に知ってしまったから、本物を見たときも「おいしそう……」となってしまった一品。
めちゃくちゃ可愛い。サイズも実寸に近いのがまたよい。
缶の部分がシールじゃなくて印刷だったらなおよしだったな。
にーさんがおいしくいただいていました。
チケットファイル
正倉院展へ行くたびに増える、チケットファイル。
シンプルなデザインとマットな質感に、つい購入してしまいました。
小さめのファイルが好きです。
わっぺん
今回、事前にグッズの情報を仕入れていて一番欲しかったのがこれ!
なのですが、私が行った時点では鳥が残り2枚で、残りがすべて酔胡王という衝撃の在庫でした。
うわわ~と思ってとりあえず鳥を確保。
酔胡王をつける勇気はまだ私にはありませんでした。上級。
マルチクロス(小)
紫檀木画槽琵琶(したんもくがのそうのびわ)のマルチクロス。
にーさんの眼鏡拭きに。
綺麗な印刷と、使いやすいサイズ感がいい。
マルチクロス(大)
私はカメラ用に紺夾纈絁几褥(こんきょうけちあしぎぬのきじょく)を模したこちらを。
本物は後期展示からの出陳だったので見られなかったのですが、印刷が美しくて。
当時の色彩感覚やデザイン、モチーフの選び方が素晴らしいなと眺めてにやにやしています。
白雪ふきん
旅先で買う限定ふきんはノーカンだと思っているのですが、ここでも来た!
白雪ふきんは使えば使うほどふわふわになるところが好きです。
トートバッグ
レジに並んだところで存在に気付き、これも買えるんですかと係の人に勢いよく聞いてしまいました。
図録とセットで販売されていましたが、単品でも購入できました。
黒に金、シンプルに宝物からすくい上げられたモチーフ……持ち歩くだけで気分が上がります。
東京まで正倉院の世界を見に行ってきました! どや!ってするのに今日も使いました。
残り二日です!
全然言葉が足りなくて、お土産の喜びしか書けてないけれど……
東京に行ける人、この週末にぜひ駆け込んでくださいませ。
歴史・文化・芸術、どんな分野からでも楽しめるかと思います。
どこでもドアがあったなら、私も後期展示を見に行きたかったです。
そしてまた次の秋には。
奈良にきて、正倉院展を見てお散歩してくれたなら、嬉しいです。
毎年見られるものは変わるし、一生かけても新しいものが出てくる……はず。
飽きることのない正倉院の世界に、あなたも踏み入れてみませんか?
読んでいただき、ありがとうございました。
ゆのじ