ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】春にときめく【京都-北野天満宮】

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四季折々、時間を見つけては北野天満宮へ推しに会いに行っていました。
でもなぜか梅の季節には訪れたことがなくて。
十年以上恋焦がれた北野の梅に、ようやく会いに行くことができました。

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いざ、北野の梅に会いに

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参道に梅の色ののぼりがはためいていました。
急に春らしい陽気になったからか、午前中の早い時間でも梅見客の姿がちらほらと。
マスク越しにふわりと薫った春の香に東へ振り向くと、梅苑の梅が満開なのが見えました。
嬉しくなって足取りが軽く、早くなりましたが、まずはご挨拶からいきましょう。

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「開花見頃」の文字と、阿呼(道真の幼名)の可愛い句ににっこり。

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このときの花手水には桃とミモザが飾られていて、春の訪れを楽しむことができました。
毎回の参拝時の楽しみとなっています。

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満開の梅のもと、やさしく微笑む牛さん。
ようこそと言われているようですね。
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境内の飛梅も満開でした。
手を合わせて、最近あったいいことの御礼と、これからも頑張りますのご報告を。
昨年から、昔と比べて足繁く通うようになり、北野天満宮がよい心の拠り所となっているのが分かります。
いつか御祈祷をお願いしたいと思っているのですが、どの機会に伺えばいいのかまだ悩んでいます。

御土居、そして梅苑へ

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受付で千円お納めして、推しからの供給(和菓子)をいただきます。

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老松さんの和菓子、梅苑の中で販売されているものもお土産にしたのですが、どれも上品で美味しい……

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しだれ梅がたわわに咲いているのに見とれてから、まずは御土居を目指します。
京都の中で一番好きな場所ではないかと思っているのですが、春の御土居もよかったです。

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高いところから見て、思わず「わあっ」と声を漏らしてしまった、春の絨毯。

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太陽の光が当たって、きらきらと光の雨が降り注ぐようでした。
光を含んだ梅の花、大好きです。

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何度も通って、同じような構図で写真を撮っているので、見比べると楽しいですね。
新緑も、紅葉も、全部いとおしい。
御土居にいると心がほどけて、ゆるゆるとした自分を取り戻せるような気がします。

たっぷりゆっくりしてから、いざ梅苑「花の庭」へ。
今年から梅苑が、京都洛中の名庭『雪月花の三庭苑』のひとつ、北野天満宮『花の庭』として再興されたそうで、楽しみにしていました。

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公開期間中は夜間のライトアップもしており、蝋燭をともすガラスのオーナメントが吊るされていました。
透き通った硬質のガラスとやわらかい梅の花のコントラストがよかったです。

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お庭では飛梅の組織培養などの取り組みも紹介されており、テクノロジーが歴史を守っている……と感慨深かったです。

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多種多様な花が咲き乱れ。

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高さのある舞台が組まれており、花の海を一望することができました。
離れて観るのもよいですね。
すこし汗ばむほどの、本当によいお天気の中、梅に溺れました。

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歩き回ったので、サービスのほうじ茶をいただきながら座ってゆっくり。
大満足の梅苑探訪でした。

これで、桜の春、新緑、紅葉、梅の春と四つの季節を味わうことができました。
毎回圧が強めの記事を書いているので、読み比べたり見比べたりしていただいても面白いかもしれません。

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それぞれの季節を味わって、これで終わるわけがなく。
また何度も、何度も重ねてゆけたらなと思います。

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今年の春は、幸先のいいスタートを切れそうです。
この春のときめきを胸に、足取り軽く駆けてゆきたいな。

お題「ささやかな幸せ」