ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】紫陽花のトンネルを潜って【大和郡山市-矢田寺】

やりたいことを思い出そうキャンペーン中です。
前回、初夏の唐招提寺へ赴いたことで、やりたいことがふっと浮かんできました。
久しぶりにやる気に突き動かされながら、カメラを持って、バスに乗りました。

矢田寺の紫陽花に会いたくて

やりたいことリストにも長年挙げていた「矢田寺の紫陽花を見に行く」。
この数年は公開中止となっていたので、今年こそはと意気込んでおりました。
(公開が終わってからブログを書く間の悪さ、相変わらずですみません……)

近鉄・大和郡山駅前からの臨時バスに揺られて、いざあじさい寺。
バス停から続くなだらかな坂道、そして幾重にも連なる階段。
さ、さすがは矢田丘陵……
じっとりと重たい梅雨の空気の中、懸命に階段を登ります。

遠くに広がる、奈良。
何が好きって、空が広いところが好きなのよ。

汗を滴らせながらたどり着きました。
六月上旬、紫陽花は咲き始めから盛りへ向かう頃。たくさんの人が梅雨に負けずやってきていました。
お参りして、紫陽花の前に、特別公開中の閻魔様へご挨拶。
境内をぐるりと巡りますが、すでに紫陽花がたくさん!

さあ、いざゆかん回遊式あじさい大庭園。

アトラクションのような名前にわくわくしながら進みます。

絶対に歩きやすい靴で来ることをおすすめしたい。
回遊式、優雅な響きですがどちらかというと探検でした。
序盤から小川を渡り、紫陽花のトンネルをずうっとくぐってゆく感じ。
なるほどこれは紫陽花の海に潜るようで、楽しい。
カメラを構えてじっくり撮影をするというよりは、探検。
こういうのも嫌いじゃない。むしろ好きです。

時折、庭園を一望できる場所があるのですが、まさに海。
満開になったらきっともっとすごいんだろうなあ。

紫陽花の撮影方法の解が分からず、ただグラデーションを追いかけてばかり。

木漏れ日を追いかけるのとはまた違った楽しさがありました。

やりたいと思ったことを、積極的に叶えてゆきたい今日この頃。
最近の私なら尻込みしてしまっていたところ、弾みをつけられてよかったです。

奈良は逃げない。
でもやりたいときには、ちゃんと楽しもうと思います。
達成感のある、梅雨の一日でした。