明日香村には学生時代の遠足で、度々足を運びました。
数ある史跡をチェックポイントにして、班行動で歩いたり、サイクリングをしたり。
しおりを握りしめながら、わいわい歩いた記憶があります。
奈良への旅はよく「大人の遠足」と謳われます。
今回のおそとのええとこでは、大人になったからこそできる飛鳥路の往き方を、ご紹介。
大人の遠足の足は「MICHIMO」で決まり!
自転車で風を受けながら走るのも、のんびり歩くのも楽しいものです。
けれども今回は、新しい足でおそとのええとこを探しにいってきました!
利用したのは、超小型モビリティの「MICHIMO」(ミチモ)です。
2人乗りの小さな電気自動車で、飛鳥地方を駆け抜けます。
走れるのは、「橿原市」「高取町」「明日香村」の一部の認定エリアだけ。
飛鳥地方をじっくり攻略したい方にはうってつけのレンタルサービスです。
MICHIMOあれこれ
料金は3時間3,000円から。1日レンタルすると8,000円です。
事前にホームページや電話で予約をし、飛鳥駅すぐのステーションへ。
運転者の方には30分程度の事前講習があります。
あまりにも小さくてドキドキしますが、操作は結構シンプルです。
2人乗りとはいうものの、車内はかなり狭め。
後部座席に乗られる方は特に、手荷物を少なめにしておくことをオススメします。
(女性の方はスカートは控えたほうが乗り降りに苦労しません)
また、窓がない(ビニールカバーしかありません)ので、乗るには秋が一番いい季節ですよ~と言われました。雨が降っても吹き込んでしまうため、秋晴れの日にレンタルしたのは本当に好運でした。
そして、車両とともに、iPad miniの貸出もあります。
ここに搭載されているアプリ「MICHIMOナビ」がなかなか使えます。
スポットの検索、オススメコースの提示、そして指定エリアから外れていないかもきっちり教えてくれます。
それだけでなく、スポットによっては歴史を語ってくれたりも!
私は目の前の実物への好奇心に勝てず、聞くのを放棄しましたが……
では、いざまほろばへ出発!
明日香のええとこぐるぐると
石舞台古墳横の広場にはススキが。
何気なくシャッターを押すだけで秋が収まります。
そうそう、肝心のMICHIMOの乗り心地は……
乗り物酔いしやすい人は、最初は意外な力強さにびっくりするかもしれません。
でも勢いがいつしかやみつきになる! 風を受けて走るのが気持ちよすぎます!
さて、まずは腹ごしらえということで、美味しいご飯に舌鼓。
駐車場で「これって普通車……?」となっていたら、MICHIMOは無料ですよとおじさんが停めやすい駐車場所を教えてくれました。
他の場所でもMICHIMO慣れした対応に、これなら利用しやすいなと安心できました。
久しぶりの石舞台古墳は、思っていたよりも小さい?
青空とのコントラストが最高でした。
あんまりにも空が綺麗なので、草原にごろん。心を解き放って童心に帰ります。
なぜか絶対スケッチさせられた亀石も……記憶より小さい?
ちょっと分かりにくい道も、MICHIMOに導いてもらって楽々でした。
万葉文化館の前では紅葉が鮮やかに。
展示も充実していて面白かったので、ぜひ。濃ゆさがオタクにはたまりませんでした。
もう少し欲張って、山登りといきましょう。
甘樫の丘からは秋の奈良を一望できます。素晴らしい眺望!
ミニマルなMICHIMOで、想い出をマキシマムに
半日にここまで欲張りなプランを詰め込みましたが、MICHIMOで移動時間を短縮したおかげで素敵な体験がたくさんできました。
当初の説明では、自動車とiPadの充電が不安になったら、随時ステーションへとのことでしたが、1目盛りくらいしか充電も減りませんでした。
何も持たず、小さな自動車に乗り込むだけ。
MICHIMOは美しい景色をどんどん自分の経験にしてゆける、よき相棒でした。
今回は明日香村を中心に攻めたので、次は橿原の方にも足を伸ばしてみたいです。
超小型モビリティ、各地で走り始めているようなので、もしかしたらあなたの近くでも体験できるかもしれません。
おそとのええとこを、ちょっと貪欲に見つけにいってみませんか?
読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ。
帰りの飛鳥駅で、青の交響曲にばったり!
吉野まで向かうラグジュアリーな列車、これもいつか体験してみたいです。
思わず寝転がったら、眼前に宇宙が広がって。まほろば。#sky #nara #asuka #明日香村 #飛鳥 #石舞台古墳 #空 #おそとのええとこ
ゆのじ