奈良県民なにーさんとお付き合いを始めたとき、驚いたことがあります。
ある日、お腹が痛いと訴えたら「陀羅尼助飲む?」という返事が。
だら、に、すけ?
耳慣れぬ言葉に、首を傾げたものでした。
奈良県民の内臓のミカタ
陀羅尼助ってなんですか?
なんでも、詳しく聞くと。
「お腹痛いとか、胃の調子悪いとか、内臓系は全部これで治るよ」
……なんてこったい、医者いらず!
どうやら、奈良県民はとんでもないモノを日常使いしているらしい。
調べてみると、修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が作ったといわれているそう。
修験道の聖地である天川村で今もたくさん製造販売されています。
黒い小さな丸薬。
主な成分はオウバクの、いわば漢方薬です。
どうやって飲むの?
あまりにも小さな丸薬だから、飲み方にも戸惑ってしまいます。
なんと陀羅尼助、1回につき30錠も飲まなければならないのです!
えっ、数えるの大変……と尻込みしていたら。
「手出して」
登場したのは、小さなスプーン……と思いきや!
なんと丸いくぼみがついているので、ひとさじすくうだけで、きっかり10錠とることができるのです。
私にとっては新鮮なできごとでした。
お味の方は、漢方の香りが少しだけ広がる感じ。
多いと思っていた30錠も、案外ごくりと飲めてしまうものです。
にーさんがあまりにも陀羅尼助推しだったので、半信半疑だったのですが、しばらくしたらおなかが痛かったことは忘れてしまいました。
- 食欲不振
- 腹部膨満感
- 消化不良
- 食べ過ぎ・飲み過ぎ・二日酔
効能はこんな感じ。
確かに、「内臓系は大体これ」!
天川村でどうしても欲しかったモノ
先日、天川村を訪れました。
そこでどうしても私が手に入れたかったモノがあります。
それは……じゃん!
陀羅尼助専用ケースです!
ポーチに小分けして持っていたのですが、スプーンがないと飲むのに四苦八苦。
でもこのケースに入れておくと、なんとスライドして開けるだけで15錠きっかりとることができるのです。
画期的すぎる、ニッチなアイテム。
なんと、お値段108円。
ネットなどでも販売しているようです。
困ったときの陀羅尼助
最初は本当に効くの? と思ったりもしていましたが。
確かに気づけば楽になっているし、持っていると心強い。
携帯用ケースも買ったので、これでひと安心です。
おなかがなんだか不調なときは。
陀羅尼助、頼りになりますよ。
読んでいただき、ありがとうございました。
陀羅尼助を小分けのケースに詰め替えたからQOL向上した!
— ゆのじ@ひとひろ🦌 (@hiromyarm) 2018年2月22日
ゆのじ