ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

ひとひろ

Monthly Log 【202210】

気付いたら次の季節、みたいなことをずっと言っているような気がします。
先月は寒暖差から来る気鬱に長く悩まされた月となってしまいました。
季節の変わり目は気をつけたほうがいい。本当に。
あたたかいお布団は偉大ですね……

10月にできたこと

www.hito-hiro.com

名古屋港水族館へシャチに会いに行く

夫が友人の結婚式で名古屋に行くということで、なぜか便乗して一緒についてゆきました。
念願のあつた蓬莱軒のひつまぶし、無事に整理券をゲットして、もりもり食べました。

ひとり時間には、名古屋港水族館へ。
アドベンチャーワールド育ち?の私は白黒はっきりした動物が好きなのも相まって、シャチが大好きです。
日本国内では名古屋港水族館でしか見られないと知り、ずっと行ってみたかったのでした。
ひとり水族館、さすがにすこし緊張していたのですが、なにも臆することはなく。
ふらふらと自由に、楽しく巡ってきました。

シャチのショーも、イルカショーもひとりで楽しく観覧。
久しぶりに見たシャチはつるんとして可愛くて、ちょっとやんちゃでした。
海のギャング、やっぱり大好きだ〜!

資生堂パーラーでパフェを食べる

ひとり水族館を満喫している合間に、大好きなブログを書かれている、ぴかさんからお声がけをいただきました。

▼ お部屋の話や買ってよかったもの、愛おしさが伝わってきて、すき!!ってなるぴかさんのブログ

pikanopika.com

香川旅ですっかり虜になった資生堂パーラーにお誘いして、パフェをご一緒してきました!

はじめましてなのに、ブログで暮らしの一部を知っているゆえ話が弾み、不思議な感覚がとても嬉しかったです。
直にブログの感想を伝えられて嬉しすぎたけれど、愛読しすぎていて怖かったかしら……と帰ってちょっと反省しました。へへ。
めちゃくちゃよき名古屋旅となりました。ありがとうございます!

サイコロきっぷで芦原温泉に行く

五千円でサイコロを振り、出た場所へのお得な切符を手に入れられるサイコロきっぷ企画に挑戦。
私が出したのは福井県の「芦原温泉」でした!
福井県、意識して訪れるのははじめて計画にとても悩みました。夫へのシークレットツアーにするつもりが諦めちゃったよ。
眼鏡も恐竜も東尋坊も見たかったのですが、やりたいことを絞って東尋坊と温泉を楽しむことに。
はじめての東尋坊、火曜サスペンス劇場のイメージしかなかったのですがクルーズがとっても楽しかったです。
ガイドのおじさんが面白くて、雄大な自然の産物を満喫することができました。

よいホテルから眺めた夕陽。
東尋坊でサンセットを見るイベントをやっていたので、きっと美しかっただろうな。

でも、早めに芦原温泉エリアに戻ってきて、最高に美味しい料理屋さんと出会ってしまったので大満足です。
福井の美味しいものを盛り合わせてもらい、地酒と一緒にたらふく食べました。海があるって強い……

夫が運転するバイクの後ろに乗る

とっても楽しかったのがこれ!
帰ってきてすぐにブログを更新しちゃったくらい。
楽しかったな。また乗りたいな。

www.hito-hiro.com

今月読んだ本

今月読んだ本は十一冊。 今年は読書習慣を取り戻せた喜びが本当に大きいです。
一万円選書で選んでいただいた本を中心に読んでいました。

物語としてぐっと引き込まれて、久しぶりに世界に浸るという感覚を得たのは『熱源』でした。
一万円選書で選んでいただいたもの。
アイヌやそのほかの民の歴史や想いがどんどん絡まりあって進む物語、旅の電車で読みはじめたのですが止まらなくなりました。
知識とストーリーのバランスが自分には合っていたのだと思います。

『せいいっぱいの悪口』は夫に「これはゆのさんのことだと思う」と帯を見せられてすぐに買った本。

今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。(表紙より引用)

頭を掻きむしりたくなるくらい私やん。
とくに十月は気持ちが落ちまくっていたので、この一文だけでつかまれてしまったのでした。
身に覚えがある感覚と、私とは違うなという部分と、当たり前なのだけれど色々あって。
著者は歌人ゆえに、エッセイの中の言葉の感覚が抜群で、胸をうつのです。
読みながらずっと、この本を贈りたいひとのことを思い浮かべていました。
送られてきたら、読みたいと思ったら読んでくれたら嬉しいし、そのまま押し花するために置いていてくれてもいい。そんな気持ち。
怖いけど生きるしかないんじゃん知ってるよもう!と、ある種腹を括らせてくれた一冊、なのかもしれません。

『現代生活独習生活』はもうね、津村さんのものの見え方がやっぱり好きだあと安心する短編集。
目の裏のチカチカの話をエッセイで書いてくれたときから(うろ覚え)大好きな作家のひとりです。
「レコーダー定置網漁」「粗食のインスタグラム」あたりがすごく好き。
エッセイをまた読み返したくなってきたので、近いうちに読もうと思います。

今月触れたもの

山口つばささんのトークショー

大好きな漫画『ブルーピリオド』の作者・山口つばささんのトークショーを聴きに神戸まで行ってきました!
ものをつくるひとのお話を伺うのってわくわくしますね。
受験までの葛藤とか勢いが好きで影響されたので、最近はまったりと追いかけていますが、イベントに行ったことでぼちぼちと再読をはじめました。
この直後に絵画教室に行ったら、モデルデッサンの特別授業にお誘いいただいて、とても貴重な体験をすることができました。
合評って、こわいけど楽しいの……!

KITAKAGAYA FREA

大阪・北加賀屋で開催されたイベント。
特に本屋さんや出版社さんが集まるブースが楽しかったです。
今年出会って自分の心に大ヒットだった、安達茉莉子さんとお会いしてサインをいただいてすごく嬉しかった……
生活綴方さんのブースで、すぐに書いた方がいい、作った方がいいと強く背中を押してもらったのを思い返しながらこのブログを書いています。

つくることは、もっと近くにいたはずなのです。

大阪中之島美術館「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」

中之島美術館に母とはじめて行ってきました。
やはり美術館はゆったりと空間がとられているところが好きです。
音声ガイドがスマホでオペレーションが乱れていた点以外はとてもよかったです。
ロートレックとミュシャ、どちらも雰囲気が違うけどめちゃくちゃ絵がうまい!
ずっと絵がうまい~本当にうまい~と小学生のような感想を抱いていました。
竹久夢二とロートレックの絵にはたおやかさが共通しているなとふと思ったり。
ミュシャはデッサンがうますぎて、引き算で絵を描いてもばちっと決まるし気持ちがいい。羨ましいし観ていて快感でしかなかったです。
母は勉強熱心なのでいつも美術展に予習してから来るのですが、そんな話を聞いたりするのも楽しい時間でした。
中之島のバラ園で秋バラを見て帰ったよ。

***

毎月なんとか振り返りを書くようにしていますが、だんだん長くなっている気がしますね。
もがくように生きているので忘れがちですが、日々いろいろなことが起こりすぎなのです。
調子がいいと思ったら案の定十月は落ちましたが、今月こそ、なんとなく操縦して生きていくぞ。