十津川村、といえば。
日本一長い「谷瀬の吊り橋」の名を聞かれたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、閑話休題。
まだ谷瀬の吊り橋ではないのに恐怖に震える様子をお届けします。
▼ これまでのお話 ▼
【おそとのええとこ】一歩踏み出す勇気を(1)【奈良-下北山村・十津川村】 - ひとひろ
【おそとのええとこ】一歩踏み出す勇気を(2)【奈良-十津川村/瀞峡】 - ひとひろ
【おそとのええとこ】一歩踏み出す勇気を(3)【奈良-十津川村/川舟観光かわせみ】 - ひとひろ
絶対に私は渡りませんよ
「川舟観光かわせみ」で瀞峡を運行中、ふと見上げると吊り橋が。
結構立派な橋でした。
後で行ってみる? という話題が出て、恐怖で固まるゆのじです。
でも、やってきました
ええ、十津川満喫し隊の我々ならやはり見逃していくなんてことはできませんでした。
もはや写真を撮るのも忘れたのですが、錆びた看板には「危い!」の文字が。
あぶい! この橋あぶいって書いてあるよ!
送り仮名の問題やと思うで……
定員のところは風雨にさらされ、文字が消えている。
何人乗っても大丈夫! なのかは分からず。
どうしてこんなに網なのか理解に苦しみます。
下が見える仕様なんて……
友人らはさくさくと前に進んでいきます。
ああ、背中が遠くなっていく。
「無理、ほんま無理」
混乱してうわ言のように呟きながら、半泣きで前に進みます。
なんとかカメラを構えるも、腰が引けてシャッターもなかなか切れない。
行き交う舟とコンタクト!
眼下を舟が通り過ぎて、手を振りあうなんてワンシーンも。
私は橋の下、陸地がなくなるギリギリのところまでしか進めなかったのでもちろんそんなことはできませんでした。
それでも震える足を踏ん張って、恐る恐る。
奈良であちこち行くようになって、本当に好きだなと思う、あおいろが広がっていました。
これを見られただけでも価値がある! はず。
谷瀬の吊り橋はまだ遠い
なんてことない吊り橋でこの体たらくなので、先が思いやられます。
果たして谷瀬の吊り橋に足を踏み入れることはできるのでしょうか?
読んでいただき、ありがとうございました。
▼ コミックエッセイInstagram始めました ▼
ゆのじ