ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

ひとひろ

Monthly Log 【202202】

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毎年言うけど二月は逃げる!
春の気配にそわそわしながら、大好きな月を思いっきり楽しみました。
一日早いですが、今月もせっせとまとめていきましょう。

2月にできたこと

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ついに三十歳になりました。
自分の想像の限界が三十歳だったので、もうここからは未知の世界。
勝手に世界が分断されており、これ以上はないと思っていたのでボーナスタイムだと思って生きていきます。
わあわあ騒いでいたので、たくさんお祝いしていただけて嬉しかったです。らぶ。

夫からは、樫舎さんにお願いした、「ひとひろ」の焼き印入りの和菓子をいただきました。
ブログのお友達が刺繍で作ってくれたロゴが完璧に再現されている……!
職人が鋳造してくれた世界にひとつだけの焼き印を、和菓子に押して。
ことほぐ意味をたくさん込めた和菓子たち、とっても美味しく嬉しい贈り物でした。

アンコーラの誕生石の万年筆をお迎えする

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もうひとつ、夫からの贈り物。
セーラー万年筆がプロデュースする、アンコーラの、誕生石の万年筆をいただきました。
誕生石アメジストと、誕生花フリージアの組み合わせ、好みすぎてときめきます。
何色にしようか悩んで、インクはファジーネーブルのカクテルを模したものを入れてみました。 フリージアの黄色に合っていて可愛い。大切にします。

おはなさんのおむすびを頬張る

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誕生日当日、お休みをとってずっと行きたかったおむすび屋さんへ足を運びました。
基本平日の朝しかやっていないので、なかなか行けなかったのです。
ふわっふわに結ばれたおむすび、お出汁がきいたお味噌汁……
夢中になって食べて、ふくふくしあわせになりました。

五條源兵衛で奈良のうまいもんを味わう

五條の一棟貸しのお宿「やなせ屋」さんへお泊りに。

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夕食はずっと憧れていた源兵衛さんへ連れて行ってもらったのですが、これが衝撃的な体験すぎました。
お野菜を楽しむレストラン、出されるお野菜がどれも本当においしくて。
ペアリングしてもらったお酒といただくと、また世界がぐんと広がる感覚が楽しかったです。
初めて食べたつぼみ菜、気に入りすぎて帰ってからすぐ買ってしまうほど。

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自分の料理の世界観が変わったひとときでした。またいつか、行けることを夢見て。

奈良を空から眺める

二十九歳最後の挑戦として、ヘリコプターにも乗りました。
高所恐怖症なので絶対に無理!と思っていたのですが、なんとか帰ってこれました。
感想は記事にまとめたのでそちらで。

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道明寺天満宮に硯を見に行く

今年も全力で推してまいる、ということで行ってきました道明寺天満宮。
うっとうしい語りは別記事に……

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今月読んだ本

読んだ本は十一冊。
積読本をリスト化したこと、図書館の予約を活用する流れができてきたことからペースがつかめてきました。

今月の二冊はこれ。
一穂さんは高校生から追いかけていて、もう十五年近く好きなのか……としみじみします。
八割ほどの作品を読んでいますが、今回の新刊『砂嵐に星屑』、とても好きでした。
一穂さんの作品の、日本語をひらいていく場面が大好きなんですよね。あと美しい比喩。それにまた会えて嬉しかった。
大阪・福島を舞台にしているので関西人の私には入りやすかったのも読みやすい一因かもしれません。
個人的な理由がいくつかあって、夏の話が一番好きです。
苦い描写も時折あるけれど、清濁併せ呑んだところがよかったです。

『時平の桜、菅公の梅』はずっと読みたかった、推しを描いた作品。
……なのですが、ライバルとして描かれることが多い時平のことが少し好きになる作品でした。
時平視点の話ってあまり読まないので、冷静な気持ちで見つめることができました。
私は『大鏡』のエピソードから推しを推しはじめたので、いくつかの話で古典が下敷きにされていると感じたのもよかったです。
これを読了してからテレビで偶然、文楽『菅原伝授手習鑑』の解説番組を見て、梅王丸はこの作品の創作じゃなかったんだという新しい発見も。頑張って河出書房の訳本を読んでいます。
少しずつ推しを学び、世界が広がっていく喜びを知れた一冊でした。手元に欲しいです。

今月観た作品

ボリュームがすごいけど書きたいことがたくさんあるのでどんどん書きます。

大河ドラマ『鎌倉殿の十三人』

歴史が苦手な夫と見ています!(ここ感動ポイント) 大泉洋氏が出ているよと誘ったのがきっかけで、気付けば夫の方が状況を把握しています。
話運びとか演出とかが現代的だなと思いますが、気軽に観られる楽しさを大事にしたいなと。
水どう履修中なので、リンクするネタがあるとつい楽しくなってしまいますね。
まだまだ先は長いので、どこまで目指すんだろうと不安になりつつ、頑張ってついていきたいと思います。

アニメ『平家物語』

歴史が苦手な夫と見ています!(感動ポイント二回目)
大河と逆視点でと思って観始め、毎週きれい……しんどい……とうめいています。
映像が本当に美しくて、展開を知っているからこそずっとしんどい……
維盛が野迫川村のキャラクター「これもりくん」だと不意に気が付いてからは、野迫川村にお逃げと毎週のようにつぶやいています。
原作をちゃんと読みたい。あと壇ノ浦に行きたいですね。
いい声を耳がとらえるたびに、エンディングで一時停止する喜びもある作品です。とてもいいさくらいたかひろだね……

ドラマ『恋せぬふたり』

評判をきいて何の気なしに観たら、気に入って続きを待っている作品。
アロマンティック・アセクシャルを軸にした作品ですが、「普通」のしんどさの描き方が巧み。
世の中にあふれる無意識の押し付けが、改めて描かれて再生産されるとしんどいですね。
でも自分も無意識に色んなことを相手に押し付けていないだろうか。そんなことを考えたりします。

***

いっぱいおしゃべりしちゃいましたね。
節目の月、濃く過ごすことができたので嬉しい!
冬から春になるからなのか、この時期は自分の中でぶわっとエネルギーが湧いている気がします。
季節を楽しみながら、すこやかに暮らしたいものですね。

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