今年は「あっという間」を言わないように心掛けています。
精一杯生きるぞと決めて、日々行動していたら今月は概ね元気だった……！
万年不調な人生を生きているので、調子がいいことにびびってしまうのですが、嬉しいことに変わりはなく。
……って書いたら沈んだりもしたのだけれど。
いい一歩を踏み出せた、一月の記録を残してゆきます。
一月にできたこと
三年日記をはじめる
長年、ちゃんと日記をつけられる人に憧れていたけれど、驚きの三日坊主の私。
ノートストックを順調に減らせたり、日記本を作ることができたので、ついに三年日記を買いました。
高橋書店の小さめなサイズのものにしたので、日々そんなに書く欄のボリュームはない感じ。
案の定、四日ほど溜めたりしてはいますが、なんとか思い出して書くようにしています。
日記については昨年末に読んだこの本がとてもよかった！
読み返してモチベーションを上げながら、三年後に楽しんで読める読み物をつくってゆきたいです。
ZINEを作って販売する
文学フリマに出展する
なんてったって今月はこれ！
文学フリマ京都8に出展し、ZINEを作って販売してきました。
勇気を出してよかったなと本当に思います。
どうしようもなくしんどいけれど頑張って本を作ったと何回も書いていますが、問題は解決していないけれどなんだかちょっと強くなったのではないだろうか。
詳しい話はめちゃくちゃ長い記事を書いたのでそちらで。
厄除け祈願に行く
ついに本厄がやってきました。
前厄がつらすぎたのでもはや大丈夫だとすら思えています。
けれどもちゃんと厄除け祈願はしておこうということで、今年は奈良県大和郡山市の松尾寺へ。
こちらは一度厄除け祈祷をお願いすると、そこから一年間は無料で何度でも祈祷をしてくれるサブスクリプション方式。
心が苦しくなったら、ちゃんと足を運ぶようにしたいです。
松尾寺、矢田丘陵の上にあるので見晴らしがよくて、すごく気持ちがよい場所でした。
出張に行く
そんなこと？ と思うかもしれませんが、会社員人生ではじめての出張に行ってきました。
普段外にもほとんど出ない立場なのでとても嬉しかったです！
ひそかに目標にしていたので、十年目の節目で行けてよかったな。いつもメールや電話でやりとりしている人と出会えて、さながらオフ会のようでした。
伊根の舟屋を見に行く
文フリお疲れ様、とすこし早めの誕生日旅行を兼ねて、京都の北端まで旅行してきました。
ずっと見てみたかった伊根の舟屋を見られて大満足。
美味しいお魚をたらふく食べて、海をゆるゆると眺めて、のんびり過ごすことができました。
翌日は舞鶴にすこし立ち寄った後、綾部にあるグンゼの企業博物館に行き、思いがけず楽しみまくって帰りました。
ランチで立ち寄った漢方薬局併設のカフェも、グンゼの博物館横にある緑茶専門のカフェもとてもよかったな。
今月読んだ本
今月読んだ本は7冊。
年末にかけてしっかり読んでいたけれど、またデジタルデトックスができなくなっているので、ゆるりと読書ペースを取り戻してゆきたい！
ウー・ウェンさんの『10品を繰り返し作りましょう』は、オススメしている方が多くてずっと気になっていた本。
料理自体は嫌いではありませんが、料理する機会とモチベーションを保つのがなかなか難しいので、これは読んでよかった！
ずっと作ってみたかった肉団子のスープがとっても美味しくて、夫にも好評で嬉しい。
丁寧に料理を作るのはハードルが高いなと感じますが、増えた手順に根拠があって本当に美味しくなるので、じゃあやろうかなと思えます。
MEGUMIさんの『キレイはこれでつくれます』もSNSの素敵なお姉さまたちがみんな読んでいるような気がする一冊。
都会が苦手で地味に生きているので、新しいものや美容に興味がないように思われることがあるのですが、どっちも好きです！
雑誌を読んでいると高い化粧品ばかりが紹介されていることがあり「そりゃ綺麗になるわよ」とひねくれてしまうこともしばしば。
こちらの本はプチプラの商品も含めてよかったものを紹介してくれているのでありがたい。
乾燥と花粉による肌荒れがなかなか治らないので、スチーマーを導入したいです。
今月触れたもの
大河ドラマ『光る君へ』
ついに！ はじまりましたよ！
どんなに辛くてもこの大河を観るまでは生き抜こうと思って頑張ってきました（まじで）。
道隆パパと、花山天皇のキャスティングが最高すぎると何度だって言いたい。
（先週、公任や行成もあまりにもかっこよすぎてSHINAGON……となって倒れました）
基本『大鏡』のエピソードを愛しているので、少女漫画展開な脚本がどうなってゆくかも楽しみ。
これだけ騒いでいるのに源氏物語を通読できていないので、ついに文庫本を買いました。読むぞ。
奈良県立美術館『漂泊の画家 不染鉄 〜理想郷を求めて』
奈良県立美術館、開館50周年を記念して今年度はよい展示会がたくさん開かれていました。
どの展示会も力が入っていてよかったのですが、こちらも行けて本当によかった！
伊豆大島から京都、そして奈良へと居を移して独特の絵を描いた画家・不染鉄。
2017年の展示を私は見逃してしまったのですが、当時からとても評価が高かったのを覚えています。ついに行けた！
どこかファンタジーの世界のような鳥瞰図にわくわく。奈良にやってきてからの作品は、よく知ったお寺が描かれていて心に染み入りました。
絵の横に思いのままにコメントを綴ってゆくスタイルの作品が多く、さながらブロガーのようだなと思って親近感が湧きました。
日本画の色彩、戦時中で限られた画材の中描いた水墨画、どれも好きでしたが、最後の方の暗い画面の中に家々の灯りが浮かび上がるような表現をしている作品群がとてもとても、よかったです。「漂泊の画家」という副題のように、帰る場所や理想郷を想起させる作品がしばしば見られ、今の自分にしっくりときました。
味わい深い展示でした。
＊＊＊
今年も頑張って生き抜くぞ。
楽しいことを集めながらやってゆきたいと思います！
