三月は去る、といいながらあっという間に春のただなかにやってきました。
つぼみがふくらみ花開き、若葉が震えはじめている様子を日々楽しく見守っています。
今月も振り返っていきましょう!
3月にできたこと
お仕事で嬉しいニュースがあった月となりました。
まだ先かと考えていたので、思いがけぬ知らせに、胸がどきどきしました。
社会人になって丸八年、苦しいことも辛いこともたくさんありましたが、ひとつの目標点にたどり着けて本当に嬉しいです。
いただいた評価に応えられるよう、これからも誠実に丁寧に頑張ってゆけたらなと思います。
落ち着いたらちょっといいランチでも食べに行って、自分をねぎらってあげようかな。
推しゆかりの土地で梅を見る
ついに念願かなって、北野天満宮の梅苑を訪れることができました。
ぽかぽかとあたたかい陽気のもとで、推しに想いを馳せられてしあわせ。
着実に北野天満宮の記事が積み重ねられてきています。
バルミューダのランタンをともす
長らく欲しいなと思っていたバルミューダのランタン。
価格改定も控えているし、誕生日だったしと気持ちに区切りをつけてお迎えしました。
やわらかい光に包まれながら読書をするのに使っています。
Woodwickのキャンドルとともに穏やかな時間を過ごす
火をともすとパチパチと暖炉の薪がはぜるような音がするキャンドル。
葵ちゃんからお誕生日のプレゼントとしていただきました。
(良い香りの入浴剤とともに! ありがとう!)
お世話になった先輩へ手紙を書くときに灯してみたところ、すごくいい香りでした。
音もいい感じ。たっぷりとした大きさなので、大切に使いたいです。
宿雨で素敵なひとときを過ごす
学園前駅の駅近くにできた、素敵なスタンドのお店へ。
季節限定のメロゴールドのチーズケーキをいただきました。
隠し味のミントの葉が爽やかで、春らしい味わいでした。
X100Vをさげていたことから、カメラのお話に花が咲いたり、楽しい時間を過ごすことができました。
ひつじさんのドーナツをぱくっもぐっと食べる
セッケンラブの歌枕を巡る旅、記事を探したら四年前だった……
あれからもいくつか着実に歌枕を巡っていましたが、行けていなかった場所にようやく行けました。
思わず踊りたくなるメロディが大好きな『ひつじさんのドーナツ』のお店へ。
人気のお店、たどり着いたのはほとんど売り切れのタイミングだったけれど、大きなチョコレートドーナツを手に入れてご満悦。
ぱくっもぐっと食べて、朝からチョコレートまみれで笑顔になれました!
志る幸に行く
北野に参る機会が増えたことから、最近京都にもよく足を運んでいます。
調べ物の折に出会った河原町の『志る幸』さんの利休弁当をいただきました。
白味噌のお味噌汁に、追加でおろしいもをお願いしたのですが、ふわふわの大和芋のとろろがやみつきになるおいしさでした。
ちょっと背筋が伸びて、緊張する大人のひととき。
たまにはこんな経験も、重ねていけたらいいなと思います。
大和屋敷の中華ちまきを食べる
中華ちまきが好きで、奈良でどうにか食べられないものかと調べて見つけた、御所の大和屋敷さん。通販で手に入れました。
しっかりした味の中華ちまき、ボリューム満点でもちもちで美味しかったです。
今月読んだ本
読んだ本は十四冊。
年度末のさわさわした空気に当てられて、あまり読書に集中できませんでした。
ならばと思って軽いものを多めに摂取。これはこれで楽しい時間でした。
今月の二冊はこちら。
『すべての見えない光』は母に勧められていて、ドラマ化の報を聞いて思い出して読みました。
戦時下のフランスを舞台に、目の見えない少女とドイツの少年兵の人生が交わる物語。
訳本ですが、連なる単語のリズムが美しく、ささやき声で紡がれているような文章でした。
視点が何度も切り替わり、淡々と物語が続いていくので映像化されるとどうなるのか興味があります。
『金星特急』シリーズはもう十三年目に突入だそうで、学生時代からずっと追っている身としては時の流れに驚きが止まりません。
読みながら読者も特急の勢いで駆け抜けるのが痛快な作品ですが、続編では特急に乗らずとも疾走感はそのまま。
今回はちょうど今報道に取り上げられている地域を通ることになり、現実との思いがけぬ交差に少し辛くなったりもしました。
美しい場所が壊されてしまうこと、どんな理由であっても胸が痛くなります。
登場人物の設定が丁寧かつうまいので、十年経っても安易に転がされる。
あと高山先生の挿絵が時折的確に心臓を貫いてきます。
もともとのシリーズが定期的にアンリミ対象になるので、みんないつでも一緒に特急に乗っていいのよ!
今月観た作品
アニメ『平家物語』
毎週楽しみにしていた作品が終わってしまった……
後半、平家の終わりに向けて急に転がりはじめる物語に、心が締め付けられるばかりでした。
国語の時間に『敦盛の最期』を学んだのを覚えていた私、鮮やかに映像化された様に声も出ず。
本編を見てからオープニングを見ると泣けてきます。
なんなら主題歌を商店街でふと耳にしただけで、買い物袋を片手に涙ぐんでしまいましたもの。
「何回だって言うよ 世界は美しいよ 君がそれを諦めないからだよ」
丁寧に作られた、本当に良い作品でした。
ドラマ『恋せぬふたり』
ドラマを完走するのも久しぶり。
全八話、綺麗にまとまって気持ちよかったです。
気持ちがざらっとするようなこともちゃんと含めて描いていて、見ていてしんどくなるのもリアルでよかった。
おうちの生活感があるけれど納まっている感じとか、光の感じとかも好みでした。
カズくんさんが大河で維盛を演じていることを後で知って、キャラが違いすぎてちょっと笑っちゃった。綺麗な顔の方ですね。
観終わった後、なんだかキャベツが食べたくなったので、春キャベツのお味噌汁を作りました。
あべのハルカス美術館『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜』
ずっと楽しみにしていた、印象派の展示に母と行ってきました。
「光」という切り口で構成された展示、なんだか浮足立って観てしまったような気もします。
絵を描くことがずっと好きで、色や構図など、「気持ちいい」と感じた瞬間、ぞくっと心が震えます。
今回はクールベが描く海に心をつかまれ、何度も戻って見ていました。
色も、絵の具の載りかたも、空の描写も全部好き。ない場所に暮らしているけれど、海には昔から惹かれます。
モネの睡蓮、デジタルの加工レイヤーでは出せないであろう淡いヴェールのような色味にうっとり。
そして多くの人が長らく足を止めていた、ユリィの作品の陰影がたまらなく好きでした。
写真撮影されている方も多かったな。
私も撮影できる作品は撮らせていただきますが、作品をどこで観るか・どう観るかといった恩師の話がいつもぼんやり思い出されます。
詳しいことを覚えていなくて、ちゃんと学んでおけばよかったなと反省したり、今からでも学びたいなと思うのです。
美術館・博物館が近くにあること、行く機会をもっと大切にしてゆきたいな。
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まったり暮らしているのですが、色々と考えたり整えたりもした月になりました。
今年はリストのおかげで、着実にやりたいことを拾いながら進めている感じ。
人生は選択の連続なのだと痛感しながら、選択が苦手な私はもがきつつ進みます。
まあなんだかんだ、楽しいのでよいのです。
桜が咲き始めたから、カメラを持ってつかまえに行くのが楽しみだな。
すこし自由の風を感じながら、生きている今日このごろなのでした。